教室の近くには盲学校があります。
そのせいでもあり、周辺の道路にはすべて点字ブロックが敷いてあります。
そのおかげでしょうか、白杖をもった目に不自由のある方が歩いているのをよく見かけます。
この点字ブロックは日本人の優しさを表しているくらいに思っていたのですが、
これはどうも勘違いのようです。
他の先進国では 主要都市の歩道に点字ブロックが敷いてあるのは、ほとんどないようなのです。
それでは、全くバリヤフリーじゃないし、不親切なのでは?と思ってしまいます。
しかし、実際は全くその逆なのです。
欧米では、困っている人がいたら 赤の他人であってもすぐ手助けをしてくれるのです。
だから、目が不自由な人も、足が不自由で車いすの人も
ベビーカーを押す女性にも 危険な場所や一人では大変な場所では周りが手助けをしてくれるのです。
日本では 知り合い同士でないと助け合わないですが、
欧米では町全体で弱者を助け合うルールがあるからです。
かつての日本では、村全体が知り合いでお互いに助け合ってきたと思うのですが、
都市化してしまった今、お隣同士ですら赤の他人となってしまい協力し合うことは稀です。
そんな社会になってしまったため、設備に任せようと 点字ブロックが増え
バリアフリーのためにエレベーターが増設され
一見すると 住みやすい良い街になったようですが、
実際は、地域住民が助け合わない危ない状態になっているのではないでしょうか?
文化の違いや地域性もあるでしょうが、同じ街暮らす者同士が
もっと協力し合いながら住めたらいいなぁと思います。
すれ違う人にあいさつすることから始めてみるといいかも(^^♪